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日本最大の四角い古墳!龍角寺古墳群 国指定史跡「岩屋古墳」

2018-05-17


 古墳文化は3世紀から7世紀にかけて、近畿から関東に広がりました。中国や朝鮮半島から日本に渡ってきた渡来人が、文字や仏教、儒教、建築技術をもたらして栄えた頃の文化です。
 千葉県は、古墳所在件数が全国で2位。印旛郡栄町にある、古墳時代に造られた「龍角寺古墳群」は、114基で構成され所在しています。
 古墳は教科書でしか見たことがなかった記者ですが、古墳の周りを歩くという貴重な体験ができると聞いて、行ってみました。
   * * *
 龍角寺古墳群の中でも「房総風土記の丘」の一帯には78基の古墳があり、特に大きいのが「岩屋古墳(105号墳)」で、日本最大の方墳(四角い古墳)です。その頃に造られた天皇の古墳よりも大きいので、勢力の大きい蘇我氏系の実力者を埋葬したものか、と謎に包まれています。
 岩屋古墳は一辺80m、高さが12・4m。三段になっていて、てっぺんには木が2本。どんな眺めなのか、と近づくと『古墳はお墓なので上がらないでください』とありました。
 まず一辺を歩くと、南側斜面の中央に、横穴式石室が2基並んでいます。右の石室のほうが左のものより広め。ご夫婦を埋葬したものなのか。石室を覗きながら、大切な実力者を葬った歴史がまさにここにあったと思うと、不思議な気持ちになりました。ゆっくり一周してみると、いろいろな角度から古墳を見ることができます。

 岩屋古墳の近くにある旧学習院初等科正堂の広い庭の入口に「第101号古墳」の看板を発見。レプリカの埴輪が並んでいるきれいな丸い円墳でした。

 ここから少し離れた房総風土記の丘資料館の脇には発掘された実物の石室が屋外展示され、館内では古墳の出土物を見ることができます(入館料有料)。

 資料館のすぐ隣にも、小道を挟んだ向かいにも、かわいらしい古墳が!資料館を後にして西へ伸びた道路を進むと、左右にこんもりとした古墳があちらこちらに見えました。
 どの古墳にも何号墳と表示があり、その多さにびっくり。まさに古墳群というにふさわしいところでした。これほど大小さまざまな古墳が作られたのは、この北総の地にしっかりとした文化や人々の生活があった証。古墳を眺めながら、時空を超えて想像してしまいます。
   * * *
 房総風土記の丘資料館を中心とした散策コースもあるので、清々しい緑に囲まれながら古墳を巡ってみませんか。(H)


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